人生の良さとか、人生を生き抜いて行こうというよりも、信念を貫いたり助け合ったり、人生の良さを熱弁できる人間自体に主人公は魅力を感じていっていた気がする。
ニ人称視点の多用によって、人と人という単位…
男の気が徐々に変化していくことはもちろんこの映画の軸としてあるが、この軸を自立させているのは映画の大半を占める車内や同じ道や似ている景色を何度も描写するところだろうか。
そしてエンドロール前に映る…
この男は、本当に死にたいなんて思ってない。
本当に死にたい人は、誰にも何も言わずに消えるから。
絶望、何ともならない虚しさを、誰かと共有したかった、知ってほしかったのかな。その割には自分の話しないけ…
「自然には四季があるが
四季それぞれで違った果物がとれる
夏には夏の果物 秋には秋の果物
冬には冬の果物 春には春の果物
この世のどんな母親もそれほど果物を揃えられない
どんなに子供を愛する母親も神…
桑の実の話良かった
本当にちょっとしたことや思ってもみなかったことで世界の捉え方、感じ方って変わるんだよね
セリフ、映像美がしっかりしてるからこその説得力があった
フィクションの世界から抜け出して皆…
私はバゲリさんの話だってバディには耳タコかと思ったんだけど、響いててよかった それは肯定あっての否定だったからか?
そしてトドメの「桜桃の味を忘れてしまうのか」こんなに刺さる言葉はない
「幸せな目…
バディの横顔の画角が多く、思考を視聴者に委ねる時間が多かった。題目としてもこの時間のおかげで咀嚼が進んだと思う。
多分、夜空にぽっかり浮かんだ月を眺めたら、次は黄色とオレンジの混ざった朝の空で友達と…
(C)1997 Abbas Kiarostami