サリー

桜桃の味のサリーのレビュー・感想・評価

桜桃の味(1997年製作の映画)
4.9
主人公から見た世界は重く暗くて、巡る景色を眺めるのも憂鬱なのかもしれないけれど

この作品に映る風景、光、色、暖かさ…
そのすべてが私には心地良かった。

派手さや煌びやかさの無い、この現実の中にある素朴な美しさ、日常のそこここにある小さなドラマを、私たちは忘れてはいけない。愛さなければ。


と、気付かせてくれる作品だった

最後に出会ったおじさんの話を聞いていると泣きそうになった

生きるのは難しくて億劫に思えても、実はもっと幸福に満ちていること

忘れそうになったらまた観たいな
サリー

サリー