このレビューはネタバレを含みます
世に絶望した男性が、自死するために穴に入った自分に土をかけてほしいと出会った人々に頼むが断られる。
最後に老人に出会い同じ頼みをすると老人は自分がかつて死を思い留まったときの話をする。首をくくろうとして登った木に生っていた桑の実の甘さ。夜明けが美しいこと。桑の実を分けた子どもたちの笑顔。
しかし男性の意思は変わらず、病気の家族のため金銭が必要な老人は頼みを引き受ける。二人は一度別れるが、街で男性は老人を呼び止め、石を二回投げてくれ、返事をしなければ揺さぶって起こしてくれと言う。そして夜、雨の降る中穴の中に入る。
男性は思い留まる方向に行ったようには見えるけど結末は明かされない。見た人の想像に任せるってことなんだろうか。
最後急に撮影風景になるのは「これはあくまでも映画」っていう意味らしい。
あのまま朝になって老人が来て思い留まったって思いたいんだけど、別の映画でやっぱり穴に入って自死しようとする場面があって、水が入って埋まってしまいどこだかわからなくなるっていうのがあって雨降ってるしこれもそうならないか不安になった
最初に車に乗った少年兵に一番共感した この映画全体的にいい人ばかりだけどあの状況色んな意味で怖いもんねそりゃ走って逃げるわ…
作品中ほとんど土と石しかない黄色い山の場面ばかりなんだけど美しく見える