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ドラムラインのsanyaaanのレビュー・感想・評価

ドラムライン(2002年製作の映画)
3.8
【体力と仲間意識と技術が纏まって、初めて一つの音楽になる】463

《感想》
憧れるマーチングバンド。
日本では然程見かけないが、もし子供の時にマーチングバンドを観ていたら、やってみたかった事の一つになったかもしれない。

前半戦は、恋愛のドラマ仕立てで退屈だが、
後半からの大会での演奏はお見事です。
花形のドラムだけでは無く、前面に立つダンサーや、キラキラ輝くシンバルを自由自在に操る女性に、大きな太鼓を持ち、叩きながら踊る男性陣まで、
それぞれが全て魅力的で映像に見入ってしまいました。

一糸乱れぬ行進は
日本体育大学の「集団行動」を思い出す。
乱れぬ連隊、揃う足さばき、集団が一つになる。
圧巻の一言。

ただ
最後の大学対抗のドラム同士の決戦は
全くルールが分からず....
どの様な基準で勝ったのか、負けたのか?
日本でも最近見かける、ラップの対決を見ている様に、ルールが全く不明な感じです。

でも、審査員がいる以上、何かに基準があり、点数が出るのだと思います。

マーチングバンド好きにはもちろんの事、音楽好きにも気に入って頂ける一本と思います。
ただ内容は少し単純です。

《物語》
自惚れが強く自信過剰であるものの、天才的な才能を持つマーチングドラマーの若者が、大学のマーチングバンドに入部したことで成長していく物語。製作総指揮を務めた音楽界の巨匠、ダラス・オースティンの実体験を基にしており、アメリカン・フットボールなどのスポーツ競技のハーフタイムショーで腕を競い合うマーチングバンドの演奏がたっぷり堪能できる作品である。
(以上「映画ウォッチ」より)

監督
チャールズ・ストーン三世
出演
ニック・キャノン(デヴォン・マイルズ)
ゾーイ・サルダナ(レイラ)
レナード・ロバーツ(ショーン・テイラー)
オーランド・ジョーンズ(リー監督)

《こんな話》
・マーチングバンド
・大学対抗のバンド対決

《関連する映画》
・セッション(ドラム)
・アバター(女優ゾーイ・サルダナ)
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