エミリア・クラーク主演のサスペンス・ホラー。
主人公の女性は古城の主が母親の死によってしゃべることができなくなった息子のために雇った看護師。
不気味な古城で父子と生活するうちに、彼女の中で何かが変化していく。
ストーリー的には最後の方まで何が起きてるのか分かりにくくはありますが、ラストでそれなりに合点がいきます。
ただ、あまり説明のない映画でもあるので人によっては何がなんだかわからない可能性も。
最初の方に父親がチラッと話していた「壁に猫を…」というのはそれなりに大事なフラグだったのかもしれません。
直接的な演出で驚かせるタイプのホラーではありませんが、主人公が徐々に外堀を埋められていく感じと最後のシーンで、なるほど…となる類の一本でした。
ゲット・アウトやアスほど露骨ではありませんが、ニュアンス的には近いかもしれません。
エミリア・クラークは正直そこまで美人でもなく西洋の女優としては中肉中背でスタイルも良くないのですが、GoTでも時折魅力的な表情を見せてくれた不思議な女優さんですね。