20代後半でポリオに感染し、突然、首から下が麻痺となりながらも、家族や周りの人達の献身的な支えによって、愛に溢れる日々を生き抜いた主人公の物語。実話を元にしている。
観る前は、壮絶な闘病生活の話で、観るのも辛いのかと思っていたのだけれども、実際に観ていると、とても勇気をもらえる映画で、温かい気持ちになれたし、晴れやかな気持ちにさえ、なった。とてもポジティブな思考だったから。特に、主人公ロビンの妻ダイアナのポジティブさと、深い愛情には、強く心を打たれた。
とは言っても、尊厳死に関わる部分は、涙無しには観れなかった。
「ロード・オブ・ザ・リング」で、ゴラムを演じたアンディ・サーキスが、メガホンを取った。彼の監督デビュー作。
イギリスの俳優で固めたキャスト陣が、なかなか豪華だった。特に、注目したのは、妻のダイアナを演じたクレア・フォイ。今、とても観たいと思っているドラマ「ザ・クラウン」で、エリザベス女王2世を演じているのは、彼女なのだそう。やっぱり、それも観ないといけないな。