まりん

ブレス しあわせの呼吸のまりんのネタバレレビュー・内容・結末

ブレス しあわせの呼吸(2017年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ANDY SERKISの長編映画初監督作と言うだけでも要チェックですが、プロデューサーJONATHAN CAVENDISHの両親の実話だと言う事でも注目です。

ポリオは、乳児が受ける予防接種の中でも、時期的にも優先順位的にも特殊で、更に副作用が出た場合のリスクも特出していますよね。
かかると、首から下が麻痺する・・自発呼吸が出来ない・・怖い。

ドイツの重度障害患者の管理が、恐ろしくて。安全かもしれないけど、あれは、人生を生きていると言えるのか?
ロビンの姿は衝撃だろう・・と言う意味が良く分かった。
誰か死んで良いと言ってくれ・・と思う。

かなり最初の方に、雑談の中で、捕らわれたマウマウ団の話が出て来るのですが、それがずっと心に残っていた。
象徴的だなぁ‥と。
そして、それは、私だけでは無かった・・それが辛くも有り、救いでも有り。

奥さんが凄く気丈なんだ。そして、可愛い。
仲間たちも。彼よりマシ・・って思うんじゃ無く、自分はまだ何か出来るんじゃないか‥って思わせてくれる、プラスのオーラがきっとあったんだな。いつも人が集まってくる。

強く楽しく生き抜いた。誰にでも出来る訳じゃない。私は出来ない。すぐ死なせて欲しい。
まりん

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