最高だ!
【巨大な乗り物が超音速で飛ぶ】、ただそれを目撃する事がどれ程の感動をもたらすだろうか?
登場人物のエモーションによって物語がドライブされている事も本作の魅力だが、
人物への共感や、前作からの36年間がもたらすロマンなどよりも以前に、動きによる感動が先に来る。
普段見ることの出来ない〈動き〉を大画面と大音響で体感する事から発する、この身体感覚的な感動は、静止画の連続であるアニメーションや映画文化全体に通底する根源的な喜びではないだろうか?
どうも我々はこの感動を忘れがちな気がする。
頭デッカチに、ストーリーや登場人物への共感や、物語に読み取れる啓蒙に思いを馳せる事でしか感動出来なくなってはいないだろうか?
本作は、そんな我々を原初的な動きの感動へ導いてくれる。
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