ゆき

金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキストのゆきのレビュー・感想・評価

3.8
直視

痛烈な出会いから、本能のまま関係を築き上げた二人。
どこまでが真実かはわからない。それでも知っておくべき断片だと思う。
生の許す限り意志を貫き、社会を動かそうとする言葉の数々。
写真に映る悪戯な表情の二人がとおても羨ましく見えた。
全体的に濃い味だけれど、想像よりも冷静に事が運ぶ129分。
×××
文子は朝鮮人アナキストの朴烈と出会い、すぐに共鳴した。同志として、恋人として共に生きる二人は「不逞社」を結成。しかし同年、関東大震災に見舞われ運命は大きく歪んでいく。
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