喜田なつみ

寝ても覚めてもの喜田なつみのネタバレレビュー・内容・結末

寝ても覚めても(2018年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

理性があるから踏み外さないだけで、解除してしまう瞬間は本能的だ。
本能は魅力的にみえて、すがすがしくみえて、黒くもみえたりカラフルで目がやられちまうな。

どっかに忘れちゃったもの、みつけちゃうとそうなるのかな。
またこうやって理解しようとしても難しいものだなぁ。
私の本能どっかいっちゃったかもしれない。
たまにぽーんっと本能で行動できる部分はあったほうがよいとおもうので、
ある意味あさちゃんはわかりやすいスイッチあってよかったね。とおもう。
そんで、それをきちんと背負って生きると決めるとこ、かっこよいです。
裏切ったけど本能を裏切ってない。

あさちゃん、途中まで人間?って感じでしたが、生きてるな、って途中思えました。

そして、1度裏切り、戻るってめちゃ辛い選択偉い。人は機械とは違ってまっすぐなところばかりではないものだから、こういう曖昧さが持つ危うさの魅力ってものに、しばらく浸してみたい。

多分今のところそんなに自分には
無い部分なので
観た後ぽかーんとなり、
あまり共感できなかったけども
共感できるものばかりでもちいさくなってしまう気がする。
振り返ると、この作品のことをいろいろな風に捉えられる気がした。
そしてそれを受け入れること、人として広がる気がした。
この作品だけではなく、つかみどころのない感じって魅力的で皆けっこうやられちまってんなー!と思うことがある。

それを作品にするってすごいことだ!
し、この曖昧さ、持ってない人間からすると、とても欲しいものだ。魅力的すぎる。

あと、顔で好きにならないから、顔で好きになるって気楽なものと捉えてたけど、結構大変だなぁ、って感じた😕
喜田なつみ

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