狂気的な彼女
元彼と瓜二つの容姿を持つ男と恋に落ちた女の運命を描くドラマ作品
珍妙な作品で、そこそこ面白い。
不思議ちゃん(君)が、誠実な人達に迷惑をかけまくる歪なラブロマンス
私の友人で少し変わった人がいます。その友人曰く「皆んな隠してるだけでキチガイだと思うんすよね、それが殆ど表に出ないだけ」ということらしい。その意見には概ね賛成ではあるんだけど。基地外ゲージなんて言葉もあるくらいだし、いやあれはちょっと違うか…
まぁともかく今作は、普段は隠されている人間の奥底にあるカオスな性を描いているので鼻から共感できる様な作品ではない。
会話劇のテンポが良く内容が面白い。
だから、珍妙な作品だろうと共感できなかろうと最後まで観れた。
東出昌大、瀬戸康史、山下リオ、唐田えりかがお好み焼きパーティをするシーンは間違いなく今作の白眉。
後半のある人物が登場してからのストーリー展開は性急な割に、会話がグダッている瞬間があって多少気になるが、ギリギリ許容範囲内。
引っかかるのは亮平が朝子を好きになる展開が早過ぎること。朝子を魅力的に描くでもなく、亮平が朝子に魅了される描写も特に描かず、この展開を急に持ってくるのは都合が良すぎるなぁ…とか思っちゃいましたね。
7年間、麦のことに全く気づかないのも苦しい展開。
主演2人の演技はちょっと微妙だった。
唐田えりかの棒演技が東出昌大以上だったのは狙ってやっているのか…?
ソニー損保のcmと同じ調子だったぞ?
歪な愛を欲している方は是非
基本的にはお勧めできません…