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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法のmoonのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

冒頭からムーニーはギャンギャンうるさいクソガキだしヘイリーは使用済みナプキンを投げつけるような母親だし、少し苛立ってしまったのは多分私が第三者の目線だから。

見終わった後に思い出した、
この映画はとことん子供目線の映画だということに。

そう考えるとヘイリーはムーニーにとって最高の母親だし、安モーテル暮らしも毎日が冒険みたいで楽しい。でも子供ながらに「なんで私はディズニーワールドに入れないの?」と気づいてたはず。

多分ヘイリーも子供の頃からあの生活しか知らないんだろうし、あのままいくとムーニーもヘイリーのようになってしまう。薄々気づいてはいたけど、ムーニーをお風呂に閉じ込めていた間母親がしていたことに、解説を読むまで確信を持てなかった。あのような親子が急増しているアメリカの現状を知ってから見直すとまた違うのかもしれない。

売春と詐欺と食い逃げでしか生計を立てられない貧困層の話をあれだけカラフルに楽しく映像化できたのはきっと子供達のおかげだし、ラストで映し出された光景はきっとディズニーの魔法にかかったムーニーが夢見た幻想の世界だろう