このレビューはネタバレを含みます
マーク・ウィリアムズ監督処女作。
とある家族のドラマ。
ヘッドハンティングとして活躍する父親。
仕事と家族の天秤に悩まされながらも、愛する息子の存在を起点に家族の形を形成していく物語。
よくある内容だからこそ、もう少し奥深さを演出する必要があったかもしれない。
こういう話にあーだこーだ言いたくはないのだけど、クライマックスまでの道筋を考えれば前半の作り込みの緩さが際立っているなぁという印象。
それくらい斬新さを求められて仕方ない内容だったということでもある。
デビュー作にしてはそこそこのハードル高いジャンルに手を出しながら上手く切り抜けたような出来栄え。
絶えず見事だったとは思えないけど、総括したら世間の評価通り。