小麦番長

OVER DRIVEの小麦番長のネタバレレビュー・内容・結末

OVER DRIVE(2018年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

オリジナルストーリーにビックリ 👀

予告見たときはナンダこの昭和テイストのクッサイのは!!しかも誰よマッケンユーって?!?!
と絶対観ないだろうと思っていたのだけど。
「意外に‥‥」の声がチラホラ聞こえてきたので鑑賞。
ナニめっちゃ泣いちゃったしめっちゃコーフンしちゃったのだけど(^◇^;)

プロジェクトX 張りにエンジニア達がパーツを一つ一つ造り上げていく過程って、やっぱり感動してしまう。
ドライバー同士のライバル意識がどーのとか真剣佑 & 東出くんの兄弟確執がどーのよりも。この、“ メカニックの面々の苦労と誕生秘話” 的なストーリーとして感動してしまった。(最近、ちょうどトヨタ創立の記念館を見てきたばっかりなのよね‥‥ )
なので、最終シーズンで真剣佑が逆転して総合優勝するシーンがクライマックスではなく、メカニック達が水没した車を制限時間内で修理してエンジンが掛かったあの瞬間がクライマックス ^^;
あと、ラリーのシーンもよく撮られていて普通にコーフンするしエンタメ映像としてレベル高いかと。( 元々邦画を舐めてるからかな??^^; )
カメラワーク、編集も中々。
CGも多用してるけど、「首都高を封鎖してラリー」なんて車ズキの夢じゃん!!(現実は日本ではあり得ないだろうけど (^◇^;))
合掌造りの重要文化財にツッ込んじゃったらどーーすんのよ?!
なんてツッ込みもあるけど ^^;
北九州の工場地帯をバックに走るシーンも工場萌えとしてはポイント高い。

「SEIKOカップ ・ラリーシリーズ」なんてのは存在しないらしいけど、pioneer だったりスポンサー名をヘタにもじったりしないで実際の企業名を出しリアリティを出してる。(まァ映画自体のスポンサーなのだろうけど)
リアルを求めた監督のこだわりらしい。
YouTube でラリーの映像を検索してみると、「コ・ドライバー」と呼ばれ横でバインダーを手に道先案内人?をしてる人の様子など、映画と同じだった。
「 スピカレーシング」もトヨタのラリーセクションとして存在するみたいだし。
小道具も何かと手抜きしてないなァ〜〜 と感心しながら観ていた。(要するにお金かかってる)

ヒロインのエージェント役?がナカナカ『イラッ‼︎ 💢』とするキャラ設定なのだけど、森川葵って女優さんの演技がナカナカなので、クッサイ昭和の演出も保ちこたえてた。( 「こいつぅ〜」ってオデコピン!とか少女マンガかよ!!(^◇^;) )
真剣佑も演技上手いので、キザなセリフも演出も浮いた感がない。(あれだけカッコいいなら何でも許されるって説もあるが ^^; )

ヒロインの仕事での悩みや、やりたい仕事が出来ない新人メカニック君の悩みなどの収集はやや中途半端な感もあるけど、恋敵の兄弟が仲良くなれればそれでヨシ!!(タッチかよ‼︎ と思いましたね(^◇^;) )

車とか機械とか、女性が萌える要素は少なめだけど、ハマる人にはハマるポイントが多い作品だと思われるしラリーの迫力がナカナカなので是非劇場での鑑賞がオススメ‼︎
小麦番長

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