Bob

スリー・ビルボードのBobのレビュー・感想・評価

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)
3.8
初めからこーゆーお話ってゆーゴールは決めず「ビルボードと母親」ってゆー監督のワンアイデアから始まったこの作品。
スポットライト世紀のスクープみたいな要素もあって色々アメリカの問題を客観的に色んな視点から見ることも出来ました。
感想としてはですね、純粋にすげー面白かった。
アイタタタとなる暴力シーンもあれば、フフッと笑ってしまう所もあり、あぁあと涙ぐむところもあって色んな感情が出てくる出てくる。そんで最後の優しい雰囲気ったらたまらんです。
重い話ではあるものの、「貴方の知らないところでこの映画みたいな事件が起こってますよー大変でしょーじゃあね」ってゆー一方的な事実の羅列だけして観客を家に帰すような社会派映画じゃ無くて、「事件は起こったし人も死んだけどそれでも…」的なその先の希望ってゆーのかな、なんかすごい下手な言葉ですがなんかそーゆー前向きなメッセージがぶきっちょな人達を通して描かれた作品。
アカデミー賞引っかかってほしいなぁこれ。
最後の説教臭くない着地点も相まって観て良かったと感じる一本。
ポスターから感じられるほど陰気な映画では無くて、実はすごい優しい映画でした。

あと個人的にすごかったのがサムロックウェル。
プールサイドデイズやアイアンマンと同じ役者には見えません。クソレイシストとして登場しますが、彼の行動にはやられました。
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