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16歳、戦火の恋のはるのレビュー・感想・評価

16歳、戦火の恋(2018年製作の映画)
4.0
『ヘイトユーギヴ』のアマンドラ・ステンバーグと、『1917命をかけた伝令』のジョージ・マッケイのラブストーリー。

舞台は1944年のベルリン。
ユダヤ人ではなく、アフリカ系ドイツ人への迫害に切り込んでいます。

国籍がドイツであっても、黒人は一掃される対象で、強制的な不妊手術や収容所送りが行われていました。

アマンドラが黒人と白人のハーフを、ジョージ・マッケイはヒトラー・ユーゲントの青年を演じています。

これだけで悲惨なストーリーが想像できますが、
母親と娘、父親と息子の親子愛にも見応えがあって、間違った思想から子どもたちを守ろうとする母の姿からは『ジョジョラビット』のお母さん、スカーレット・ヨハンソンを思い出しました。

『ヘイトユーギヴ』では黒人問題に力強く立ち向かっていただけに、この時代のやるせなさが一層心に染み入りました。
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