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八つ墓村のぉゅのレビュー・感想・評価

八つ墓村(1996年製作の映画)
3.6
2024年 鑑賞 24-51-16 [4-5]
NHK BS にて
横溝正史先生の同名推理小説を原作に、「犬神家の一族」「細雪 ささめゆき」等の市川崑監督・脚本による、天涯孤独の寺田辰弥(高橋和也さん)は、岡山の資産家田治見要蔵(岸部一徳さん)の遺児であることを初めて知り、故郷の八つ墓村を訪れる。村では戦国時代に村人に惨殺された8人の落ち武者のたたりの言い伝えがあり、過去には、忌まわしい殺人事件も起きていた。さらに帰郷した辰弥の周りで次々と奇怪な事件が起こり、彼の身を案じた諏訪弁護士(井川比佐志さん)は、名探偵金田一耕助(豊川悦司さん)に警護を依頼するミステリー作品。

ー 私の好みは1996年版?1977年版? ー
冒頭のモノクロシーンの迫力が堪らない!と銃口アップのカット&●の●色のカラー 好きぃ と「祟りじゃ 八つ墓様の祟りじゃぁぁぁ」、迎えに来ていた母方の祖父井川丑松(織本順吉さん)は毒殺で亡くなると村からの迎えの美也子(浅野ゆう子さん)と共に辰弥は八つ墓村へ、小竹/小梅(岸田今日子さん[二役])どことなし怖ぁ〜 、離れの部屋怖ぁぁぁ あのお面とか... と突然現れた濃茶の尼(白石加代子さん)の格好や目つきや言い方や態度など全てが恐ろしい... 「儂を殺すんか! この人殺しぃ!」、金田一耕助の登場と典子(喜多嶋舞さん)との会話が印象的、久弥(岸部一徳さん[二役目])の毒殺と古いお札?、等々力警部(加藤武さん)?と市川監督といえばこの人!と意外にも金田一と初対面?(石坂さんじゃないから?)、小竹/小梅の怪しい行動を目撃する辰弥、草の根と「あっ 辰弥さんだ」の台詞に小芝居感が(敢えて?元々?)と金田一の動きがなぁ... 絶対カメラ意識したような(日常的には不自然さを感じる)動き、御社のない八つ墓明神様と落雷で焼失とこの件も祟り?、尼子家の八人の落ち武者とお金目当てで八人をだまし討ちする「祟ってやるぅ この村に祟ってやるぅぅぅ」と首チョンパ、美也子&濃茶の尼の関係 怪しい!と春代(萬田久子)&美也子の関係も怪しい... 、濃茶の尼の行動と彼女が... 、辰弥の深夜の行動とあの場所は鍾乳洞の入り口だったと彼がそこで見たものは鎧兜の死体?、濃茶の尼の死体と鎌と三日月と尼子家の家紋、風と掛け軸の後ろは?、田治見家の家系図と金田一の推理、跡取りの問題と春代 vs 小竹/小梅の構造、慎太郎(宅麻伸さん)&美也子の関係は?と炭酸カルシウムの説明 凄っ!、鍾乳洞の武士は人形でなく遺体とお供物は新しい(これは小竹/小梅が供えた?)と尼子家の家紋の鎧兜、これは要蔵の遺体と冒頭のシーンは要蔵が起こした一件と頭に巻いたロウソクといえば「八つ墓村」、辰弥の母の顛末と離れの鍵と火鉢と... と要蔵の狂いや激しい怒り、8人の落ち武者と要蔵の件が32人とどちらも “8” に関係ある?、離れの部屋の屏風から写真と辰弥の母の若い頃、要蔵が蘇った?と小梅が... と兜の紐とあの医者の死体、岡山県 相生市(私も縁があります)と古い書類、要蔵を殺したのは... 、辰弥と慎太郎と濃茶の尼の死についてと掛け軸、小竹が... と春代もと春代のとったある行動、辰弥の元に届いた脅迫状のある秘密と... 、掛け軸の裏の歌と●●●のある思惑... 、辰弥の真実と手紙... 、8人目は... と風まかせ

豊川さんの金田一はいい意味で不潔さが足りない気がしてする フケのカットもとってつけたような印象... そしてあの行動からどうしても金田一にしてはやけに軽い台詞が多いなと感じてしまう どうにも中途半端な金田一に仕上がった様に見える... 冒頭のモノクロシーンは心掴まれたが、それ以外金田一像(着物で下駄だったが)も、辰弥も、ストーリーも ’77年の松竹版の方が好みだった!

余談: 西村さんとのシーンが廉価版の●●●三●に見えたのは何故だろう...

「祟りじゃ 八つ墓様の祟りじゃぁぁぁ」

「儂を殺すんか! この人殺しぃ!」

「でも恐ろしい夢はやっと やっと覚めました」
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