〜映画を創ること、前に進むこと〜
ずっと観たかった一本。
独特の価値観のみで構築された主人公とその世界。それらが小さくも大きく前進していく様は、厭なことを飲み込みながら「社会的に」生きる我々の心のコリをほぐしていく。真っさらなキャンバスに初めてペンが入るように。はたまた、複雑に絡まって解けない糸を、母親が解してくれるように。
『ぼくらのミライへ逆回転』『ぼくとアールと彼女のさよなら』などのように、映画づくりへの愛と夢、忘れたくない憧れや希望、そして何より、周囲への気持ちをも同時に感じさせてくれる秀作。
誘拐犯役にSWのルーク・スカイウォーカーでお馴染み、マーク・ハミル。映画ネタもたくさん。童貞ボンクラ映画のあの感じが好きな人にもおすすめ。
ブリグズビーベアも愛らしすぎて思わずグッズ買っちゃった。