序盤からものすごい引き込まれた。中盤からハラハラドキドキが止まらなくて正直見てるのが辛いシーンもあった。兄弟姉妹として生まれたというだけで問答無用で抹消される世界はすごく残酷で悲しい世界だ。でも実際に同じようなことを私たち人類はやってきた過去があるし、今もしているのかもしれない。けして非現実的な話ではないと感じた。ラストのケイマンの発言に、この世には話しても分かり合えない人はいるんだろうなと悟った。誰もが自由に生きられる世界を実現することはほぼ不可能なことのように思えるけど、せめて最後に勝つのは愛であって欲しいと思わずにはいられない。どんな人生でも自分の人生を自分の意思で歩んでいけることの幸せが身に染みる映画だった。
2022年度4本目 / 2022年12本目
