AtoZ

セブン・シスターズのAtoZのネタバレレビュー・内容・結末

セブン・シスターズ(2017年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

イロモノ的な、設定だけ面白いのに見たら残念な感じかなと思って見たけど、
いやーこれは面白いぞ?

設定おもろいのに開けたら残念シリーズには散々ガッカリさせられてきたので、
ガッカリしないだけで嬉しくなる。笑

少し先のストーリー展開は結構予測がついてしまうんだけど、
全体の流れとしてどうなるんやろう?っていう好奇心でぐいぐい見られる。
姉妹で力を合わせて戦う!みたいな感じかと思いきや
姉妹バンバン死んでいくし(´・_・`)

大きな流れとしては、下層のものが巨悪と戦う!的な勧善懲悪ものなので、
勧善懲悪大好きな私は楽しめた。

彼氏さん万能やな!
姉妹は死にまくるくせに、彼の物分りの良さ、そしていち職員のくせに戦ったら異様に強いところに関してはご都合主義すぎるやろ!な部分もあるけど、
カレンにベタ惚れなところがかわいいのでオッケー←

黒幕に関しては
ミステリ慣れしてる人はすぐ分かるんだろうけど、
私にとっては避けたい黒幕だったので、
なんだか複雑な気持ちになった。

自分の子供のためなら親はなんでもするんかしらんけど
だからといってお前それはどうなん。
と、わりと腹が立った。
あんだけガツガツに自分の姉妹殺しておいて、「この子達は奴らに渡さないで」は都合良すぎるやろ!
くそやろーやん!
動機と結末がもうちょっとマシであって欲しかった。

家族の絆系の話は好きだけど、
どんな愚かで非道な行いも
「子供のため」という免罪符のもと
納得されたり許されたりするのは反吐が出る

へー、子供のためやったら兄弟殺しても美談になるんや?ふーん?

そういうわけで結末にはかなりモヤモヤするけど
作品としては良作だと思います。
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