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ワンダーウーマン 1984のwoosのレビュー・感想・評価

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)
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ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場にて吹替版を鑑賞。
2020年新作劇場鑑賞70作目。
客席は3割くらい。
テーマ「ズルはだめ」

[全体として]
冒頭、謎の『SASUKE』ライクな競技シーンで、ダイアナ幼少期役のリリー・アスペルちゃんがそんなに大きくなっていないな。。という印象から始まった本作だった。
1984年が舞台ということで、フィリップ・K・ディックの『1984年』とか関係あんのかなーとか思ったが、その要素はほぼなく、現在の情勢を考えて、ドナルド・トランプのようなヴィランが相手の話だった。

[良かったところ]
ガル・ガドットの美しさとアクションのケレンは前作に続き素晴らしかったし、ショッピングモールでの馬鹿っぽいヒーローもの路線はすごく良かったし、80年代ファッション、特にあのダサいウエストポーチは結構笑えた。
幼少期のダイアナがしつけの一環で言われたことが、将来の出来事に繋がって行くという構成はシンプルで良かった。

[気になったところ]
結局基本的には80年代おバカ映画なんだが、シリアスな描写の混ぜ方があまりうまくいっていなかったような気がする。
シリアスな部分も、ダメのは「悪い心」であって、人そのものではないという着地はいいと思うが、それにしても登場人物の行動が極端すぎないだろうか?あれだけいろんなことをやらかしたマックス・ロードは何も断罪されていないので、あのままいい人になるというのはちょっと考えにくい。
どうしても比べてしまうのだが、やはりMCUに比べてあまりうまくいっているとは言えないと思う。

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特に何も考えずに楽しめた娯楽映画でした。
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