woos

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章のwoosのレビュー・感想・評価

-
ユナイテッドシネマとしまえんにて鑑賞。
2024年新作劇場鑑賞17作目。
客席は6割くらい
テーマ「カウントダウン」

[全体として]
原作は未読。
思わぬ拾い物だった。というか後編観てないのでまだジャッジは下せないが、かなり今年上位の映画なんじゃないだろうか?
お話的には、ある日千葉の海の上空にでかい宇宙船a.k.a母艦が現れたが目的がわからないままなので、とりあえず米軍が新型爆弾攻撃したり自衛隊が時折母艦から出てくる小型機や中型機を撃墜しながらも、人々は日常を続けている世界。ちょっと変わった主人公の高校生、門出とおんたんが3年生の時に起きる事件で何かが起こる感じの話。

[良かったところ]
前情報を何も入れていないので日常系の話なのかと思いきや、幼少期の頃のなかったはずの追体験の場面に行くとかなり突拍子もない話になって、物語にのめりこめると同時に別の場所に飛ばされてしまうという不思議な感覚。
断片的な描写が多いのは原作に忠実なのかどうなのかはわからないが、設定が結構突拍子もないのでこの飛び飛び感が作品に非常に合っていると感じた。
幾田りらさんとあのちゃんの声もすごく合っているように感じた。

[気になったところ]
人の性質がすごく表れているような気がして、観ていてそうなるよなぁと思うところが多い。特に自分ではあまり考えず上の命令だから疑問を持たず任務をこなせという考えのもとに作戦を行う自衛隊?であるとかきっと「人類滅亡の原因は人」ということになるのではないかと予想しているが、後章を観るまで原作は読まないでおこうと思う。
前後編に分かれていて今回の前章が原作でどの程度進んだのかはわからないが、やっと本当の話を始めるためのセットアップが終わったという感じがしたので、後章が非常に楽しみである。

----------------------------
これは観ておいて損はない作品だと思います。
woos

woos