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ワンダーウーマン 1984のIdeonのレビュー・感想・評価

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)
3.5
スティーブを失ったダイアナは、歳をとることもなく一人で平和のために戦い、表向きは博物館の研究者として働いていた。ある日、宝石店から盗まれた品物の中から、旧文明の遺物が発見され、博物館に持ち込まれる。それは持つ者の願いを何でも叶える石であった。ところが、それが野心家のマックスの手に渡ってしまう。マックスはマスコミを操作して、世界中の人々の願望を取り込むが、願いが叶うと同時に災難も生まれる。破滅に向かう世界を、何とか救おうとするダイアナだったが…というお話。
オープニングからの三十分ほどは、目を見張るようなアクションのつるべ打ちで素晴らしい出来だったが、ダイアナの願いが叶い、スティーブが蘇ってからは、急に色恋の要素が強くなりテンポが悪くなってしまった。ラストもいかにも女性らしい平和的な解決の仕方だったが、アクション映画のオチのつけ方としてはどうかなと疑問が残る。クレジットの途中のファンサービスは実に気の利いたものだったが、あの魅力的な女性が誰だかわかった人がどれくらいいただろうか。
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