山本Q

007/ノー・タイム・トゥ・ダイの山本Qのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

10月からの大作ラッシュで渋滞しそうなIMAX。ネタバレ対策も含めて早めに劇場へ。
それほど007に思い入れがあるわけではない。



劇場に入って過去作を見返してないのを思い出した。
復習しておこうと思ってたのに。けど予告編でそんなことはすっかり忘れた。
復習に関してはシリーズを一回は見てれば問題なさそう。最悪スペクターだけでも十分楽しめると思う。

今作は懐かしい007感と愛のダニエルボンドフィナーレ感が相乗効果で盛り上がるいい映画だった。
ダニエル・クレイグもむずがってはいたけれどここまできたか。いいシリーズだった。
家族が出来たらさすがに007ではないとレアセドゥも観客も素直に納得できるナイスアイデア。
今後のために死体は写さず。おかげで、あの世界の何処かで病気を直してもらったボンドとマドレーヌが娘と一緒に湖畔のコテージで暮らしている様子が想像できて泣けてくる。
アメリカCIAが二人ともちゃんと面白くてよかった。あんなちょい役でアナ・デ・アルマス。もっと全編出てくると思ったよ。
敵の秘密基地に潜入するのもなんか久々な感じでよかった。
物足りないのはいい人なQ。登場シーンから魅力的だったサムメンデスQの面影は薄く、ただ優秀な技術者でした。残念だけどしょうがない。寂しくなったら見返えそう。
個人的にはマッツ・ミケルセンを見つけてきてくれた事、超絶面白かった「スカイフォール」、ベン・ウィショーのQ起用、クールだったり泣き顔だったり(最後には母の顔まで)をこれでもかとたっぷりレア・セドゥを堪能させていただいたこと等々、たくさんお世話になったシリーズでした。ありがとうございました。
山本Q

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