激しい格闘シーンをデパルマよろしく2分割画面にするという驚愕のアクション演出を生み出した映画。どっちも注視できず何が起こってるんだかまるで分かりゃしない。で、いつの間にかヴァンダムがやられているという…ええっ？！ヴァンダムの実息が映画初出演で父親譲りの回し蹴りを披露。次世代のアクションスターになるかと思われたがそうはならなかった。きっと友だちに“ヴァンダミングJr.“とか“開脚くん2号”とか“ポスト木曜洋画”とかバカにされてたに違いない。
改めて観たら2002年の作品なのにDVDのメニュー画面までちゃんと16:9になってる！と妙なところで感心したであります。点数低めだけどこの後に明らかに衰えていくヴァンダミング映画に比べればアクションは過不足なくあってまだまだ。事態解決に向けてヴァンダム以外にも奮戦する人たちがいるとかうんうん面白いよ。あくまでヴァンダム作品の中ではですけど。
