daiyuuki

アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴのdaiyuukiのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

 小説家のジェニファーは、新作執筆のため森の奥の別荘にやって来た。 美しいジェニファーをなめるように覗く、地元の男たちの熱っぽい視線。 やがてその欲望は暴走し、野獣と化した男たちは別荘に侵入、ジェニファーに襲いかかる。 繰り返しレイプされ、肉体も精神も踏みにじられてゆくジェニファー。 男たちに射殺される寸前、ジェニファーは川に身を投じた。 死体は発見されず、彼女の消息は絶える。 時が過ぎ、ジェニファーの復讐がはじまった。 簡単には殺さない。 自分と同じ、いや、それ以上の恐怖を味わってもらう。 そして1人、また1人。 
レイプリベンジ映画の代表作。
アメリカ南部の別荘に小説執筆のためにやってきた美人作家。バケーションを兼ねてやってきたためビキニで日光浴したりする。田舎のマッチョ男の一人が、「あんな美人が田舎の別荘にやって来たのは、男と遊ぶためだ」見当違いの妄想を膨らませ、ジェニファーを脅し付けレイプした。「女をモノに出来るかが男の価値」なんていう時代錯誤でクソなマッチョなレイプ犯の言動に、男女問わずヘドが出そうな不快感を味わうはず。
ジェニファーのレイプ犯に対するリベンジは、小説家らしい用意周到な計画に基づくもの。まず仲間の一人がレイプの現場を撮影したテープを主犯の保安官に送り付けて、仲間の一人がテープを送ったと思い込ませ、捜索のためにバラバラになるようにしてから、処刑していく。
処刑方法も、レイプ犯それぞれの言動に基づくもので、汚い泥水を何度も飲ませた奴には下水のクソまみれの水を飲ませたり、レイプの現場を撮影した奴は木に縛り付けまぶたを釣り針で閉じないようにしてからカラスに目玉を食わせるなど、まさに因果応報そのものの凄惨な処刑になっている。
性暴力の加害者に、更正用に刑務所などで見せるべきレイプリベンジ映画。
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