さっちゃん

女闇金 -ユリ-恥辱に悶える夜の花園のさっちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

決して名優揃いとは言い難いキャスト陣
フリー素材でももう少しマシだろうってなSE
彩度の低い画面
隙あらばエロ

漂う低予算臭と
AV一歩手前みたいな雰囲気ながら

お金持ちになったら、で思い浮かべる精一杯の贅沢が「ホールケーキ」なヒモ男
ソープ嬢の虜になるも1番短いコースでしか通い詰められない市役所職員
犬食いしかできないソープの店長
金だけは持ってそうだけど下品な素性が滲み出す女金主
高い物は「おすし」しかわからない頭のゆるい女の子
など

底辺を這いつくばる登場人物の言動や金銭感覚など
意図的なのかそうでないのか意外にも細部が良くできていて
逆にチープな造りにより、オマージュ元(と思われる)ウシジマくんと比較しても
よりいっそう空虚さや安っぽい人間模様が際立っていました

棒演技故の退廃的な空気感が相まって
登場人物全員の育ちの悪さや
カスみたいな環境の描写が細かくて
独自の魅力を醸し出している作品でした

なお、タイトルにもなっているユリはまあまあ空気な模様
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