クレミ

泳ぎすぎた夜のクレミのレビュー・感想・評価

泳ぎすぎた夜(2017年製作の映画)
2.9
住む家やなんでもない街の風景が、不思議ととても広く、ときに恐ろしく、冷たくも温かくも感じてしまう子供の視点、というものが丁寧に再現されていて、こういう空間は映画にしか切り取れないよなぁなんて改めて映画の面白さを感じた。繰り返す日々の中にある細かな変化や発見が描かれているという点ではジム・ジャームッシュの「パターソン」を思い出したけど、個人的にはパターソンの方が好きかも。この冒険を成り立たせるために使われる「子供らしさ」が自分には許されてこなかったから、全然共感できなかったのかもしれない。
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