Kaz66

友罪のKaz66のレビュー・感想・評価

友罪(2017年製作の映画)
3.9
重い…想いの映画でした。
振れ幅の広い瀬々監督の真骨頂、『ヒューマン・ドラマ』という言葉では片付かない、よくこのメンバーで『エンタメ』として興行収入を期待される『映画』という形態でコレを撮ったなー!と感心させられました。
『命、いのちの重さ・価値』『社会的断罪と其々の贖罪』『表に出ない(出せない)自らの罪への葛藤』次々と終わることの無い(変えることの出来ない)事実に苛まれていく生田斗真・瑛太・佐藤浩市・富田靖子。
一方で対比的に描かれる、山内・清水、達也、編集長らの(突き詰めない、ある意味普通の)行動。
どちらの罪が重く、どちらの命に価値があるのでしょう?そんな事を考えさせられるというか、目の前に突きつけられます。

瑛太と佐藤浩市の演技が凄かったです。
特に瑛太は「光」の時の狂気よりも更にスゴイ、言葉に出来ない感情を表現してました。
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