~銀行強盗が引き金となる、超常現象との遭遇~
「ザ・ボルト」は、一見すると銀行強盗を題材にしたクライムサスペンスに思えるが、実際にはホラー要素を融合させた異色作である。主人公となる姉妹は、追い詰められた状況で銀行を襲い、地下金庫を目指すものの、そこには人智を超えた闇が潜んでいた。
前半はクライムドラマらしい緊張感が漂い、容赦のない強盗計画と人質との対峙が描かれる。しかし、地下金庫へ足を踏み入れた途端、ホラー映画さながらの恐怖がにじみ出し、ストーリーは二つのジャンルが交錯する展開となる。ジェームズ・フランコが銀行員として登場し、奇妙な雰囲気を醸し出す。。
クライム映画と思わせておきながら、ホラー映画へ急転直下していく展開がコアではあるが、残念ながらホラーとクライムがうまく噛み合いきれていなく、各役者のダイコンぶりも折り重なりかなりな低評価となりました。