地味だけどかなりよかった。
ポスターをはるかに上回る内容の完成度の高さ!
刑務所でよく見る、奥の椅子に座った集団は、こういう風に人を取り込んで成立しているとなんかワクワクすると同時に、今回の主人公とかは切なくもなる。ギャングって永久機関みたいにずっとそこに存在し続けるように思っていたけど、その背景にこんな想いを背負った人がいるなんて考えもしなかったな。
口数は少ないけど、表情がずっと悲しくも優しい。タトゥーだらけのたくましい身体に太陽が降り注ぐシーンが大好き。そこに強くて粗野なイメージはまったくない。