タクシーのおっちゃん
新感染→パラサイトと韓国映画の魅力に気づき始めた私が次に手をつけたのが今作。パラサイトのソン・ガンホ繋がりです。
1980年に起きたという年号暗記ぐらいでしか知らなかった光州事件についての実話ですが、自分があまりにもこの事件に無知すぎたのかめちゃめちゃ感動しました。手元にタオルを用意し忘れてティッシュ何枚も使ってしまった。今朝起きたら目が腫れていました。
「デトロイト」を観た時と同じような惨さ。でも、「デトロイト」と違うのは序盤の気さくなタクシー運転手の話と“思わせるような”ストーリーのはいり方。
おしゃべりなタクシー運転手のロードムービーがこれから始まるんじゃないかってくらいの陽気で明るい感じ。主人公は妻をなくして男手ひとつで娘を育てる優しそうなパパ。そういう家庭的で包容力ある感じを見せつけながらの中盤、終盤への持っていき方。ここまでのギャップがすごいので終盤の号泣&嗚咽が激しい。笑
途中までは予測もできて王道な感じだけど、最後の最後に私は2度も驚かされました。1つは事件の行く末を目のあたりにした時、もうひとつはピーター本人の動画が流れた時。ネタバレダメなのでボロボロ泣いてましたとしか言えない。
タイトルに「タクシー運転手“たち”｣っていれてほしいぐらい仲間の絆とかも意識した作品でした。どこまでが実話なのかは分からないけど…
ソン・ガンホはパラサイトでも今作でもパパを演じてますが、こんなにもタイプの違う父親役を演じられるなんてやはり凄いですね。今後も注目していきたい。
インド映画に続き、韓国映画にもどハマりしそう。みなさん、オススメあればぜひ教えてくださいね！🇰🇷
