ぬーこ

ボイス・オブ・ムーンのぬーこのレビュー・感想・評価

ボイス・オブ・ムーン(1990年製作の映画)
3.6
フェリーニ4作目
主演 ロベルト・ベニーニ
(ライフイズビューティフルの監督、脚本、主演の人)

月は女性なのである、神秘的で妖艶だ。月の声が聞こえると言うサルヴィーニ、同時に片想いの女性のことばかり考えている。イタリア人って感じ。ピノキオとあだ名されているところも興味深い。

精神錯乱してるんじゃないかって人ばかり出てくる。サルヴィーニも元知事も。 
初めの音楽は悪魔だと言う元音楽家が音を鳴らすと家具が動くくだりは好き。
タイトルから言って、聞こえないはずの音が聞こえるって統合失調症の症状である。ただその病名には至らずとも、何かフェリーニにも聞こえていたのではないだろうか。例えば彼女にフラれた直後に夢でその子が出てくる。それが白昼夢になってるって考えれば無くはない話だと思う。人の認識は限りなく自由だから目や耳で実際に感じるものよりも脳が先行すれば妄想も空耳もあるんじゃないかな、と素人なりに考えてみる

冒頭、おっぱい見にいこう、って言って巨乳のおばさんを窓から覗きに行く。
フェリーニの映画は本当胸の大きな人が出てくる笑

ゼウスの嫁の乳に吸い付いたヘラクレス、そしたら父が取れて、空を舞って、銀河が生まれたとか言う。

美人の寝姿見て、彼女が月だという。ただの女好きか

ガタイの良い美容師の女性と結婚した男、毎晩嫁にせがまれるとこ、笑えるけど本人は辛そう笑。2人の行為で湯気が出て、それが汽車の蒸気へと代わるところの映像好きだったり、

日本語出てくる。ありがと
そして日本人はカメラ抱えて、へんな雨合羽着てる笑


生きるより思い出す方が好きだ。どちらも同じだけれど

ダンスとは星の合間を垣間見ることだ

神父への質問
神父
月には何の秘密もない、全ては明らかだ
市民
私はこの世で何をすれば良いとか
(神と)契約したんだから条件が知りたい
ぬーこ

ぬーこ