シネリーマン

カオス・ウォーキングのシネリーマンのレビュー・感想・評価

カオス・ウォーキング(2021年製作の映画)
3.4
男の思考がダダ漏れになる惑星という世界観と漏れている思考の演出がとても面白かったです。
こんな世界があったらネタバレ不可避で映画なんて楽しめないから地獄だなーと空想しながら見ていました。


この世界観の中に散りばめられた他の設定も面白くなりそうなものが多かったですが、見事に回収されることなく終わってしまい、公式HPでは「この星の驚愕の秘密が明らかになる」と壮大な事を謳っているのに、明らかになったのは首長の秘密だけというのが残念でした。


トム・ホランド、デイジー・リドリー、マッツ・ミケルセンの豪華キャストの演技はさすがで、トム・ホランドとデイジー・リドリーのアクション、マッツ・ミケルセンの渋さが輝いていました。

トム・ホランドはいい具合の童貞感がありつつもアクションは安定のカッコ良さ。

デイジー・リドリーは「スターウォーズ」のレイ役でしか見た事なかったので、雰囲気違いすぎてエンドロールまで気付きませんでした。

マッツ・ミケルセンはウェスタン調の衣装と馬が似合いすぎてメチャクチャカッコよかったです。


もともとトム・ホランド目当てで見たので最後まで楽しめました。


2021年 新作55 / 旧作39