ちろる

ゆらりのちろるのレビュー・感想・評価

ゆらり(2017年製作の映画)
3.5
時を超えて描かれる能登にある「赤木箱」というペンションを舞台にしたオムニバス。
一話目はとあるきっかけで、幼い娘と生き別れになった戸次さん演じる男と、ペンションで働く女の子の物語。
まぁ、よくあるシンプルな話で、ラストはえ??それで終わり?と物足りなかったのだが、そのまま内山理名さんの神様のポストのエピソードへ・・・
まぁ、これは泣けたよね。
だって泣かせる作品だもん、子役の男の子の涙がずるいんだよね。
そして最後は突然前触れもなくタイムリープ!?
わがまま娘として育った人間としては身にしみる話であります。
鶴田真由さん演じるお母さんの優しさがヒリヒリ痛い。
「ごめんね」と「ありがとう」は、思った時にちゃんと言っておいたほうがいい。
当たり前なことだけどこれを観てもう一度胸に刻むことができました。
伏線の使い方はもっとあからさまでも良かった気がするので、ちょっとしたシーンに気がつかないと分断された3つのストーリーみたいに見えてしまうかもしれないのでちょっと、もったいない。
考えてみればちょっと舞台っぽいのでそういうのが好きな人にはおすすめかもしれません。
ちろる

ちろる