強盗に妻を殺された医者の復讐劇
その過程で八つ当たり的に悪人を殺していき英雄視されるような存在になっていく。そんな映画
導入がすごく長かったけれどその分丁寧にキャラクターを掘り下げていたので感情移入できたし、ブルースウィルスの悲しげな表情がマッチしていたのでよかったです
また激し目なグロ描写もちょこちょこあったのでその点も楽しかったです
でも全体的に薄味 塩 地味
派手に無双していくような爽快感のあるアクションがあるわけでもなく、主人公が弱っちいのでグダグダした印象を受けました
弱くてもそれがスリルや縛りにつながっていたら面白みもあるんだけど別に苦戦もしてないのでただただ淡々としてる感じ
その苦戦のしてなさは一般人でも簡単に人を殺す力を持つ銃によるところが大きいんだけど、その銃の力という点に焦点を当てているわけでもないし、世間の反応もすごく薄っぺらい
結末も結局明確に自警行為を肯定してるわけでも否定してるわけでもないふわっとした終わり方なのでメッセージがほんとに薄いです
警察に疑われてなんやかんやがあるかと思ったら警察はそこまで迫って来なかったし、意味深な弟は終わってみれば意味のないキャラだったしエンタメ的に見てもメッセージ性的にもほんとに薄い
