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YARN 人生を彩る糸のtobitsukijackのレビュー・感想・評価

YARN 人生を彩る糸(2016年製作の映画)
3.6
正直、テレビ番組で枠の決められた中でカッチリ進むドキュメンタリーとも違って、何処へ向かいどう終わるのかよめないなかで、いくつかの国を転々として、ヤーンアートを見守るのは、ちょっと苦痛でもありましたが、用意された台詞でもなくそのヒトの生きた言葉ですから、なんか、自由だな。昔はだいたい母さんや祖母さんが身内の衣類を手作りしていて伝統もあって、今は安い賃金で作られた既製品が出廻って、手作りすることも減っている世の中だから、逆にアート!として活かすことはピックアップしやすいことなのかもしれないし、極め方にもよるかもしれないが、それ程難しい技術でもないところで、アートとしての価値になるか?って線引きも引っかかる。昔の人はどんなに上手でもアーティスト!を意識して作っていないのだから、アーティストが生まれる現代の進み方としても自由だな。あんなふうに、背景としても遊具としても、町に寄り添うことができているアートはおもしろい、受け入れられている。
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