夏色ジーン

スターリンの葬送狂騒曲の夏色ジーンのレビュー・感想・評価

スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)
3.4
感想川柳「スターリン あなたの右腕 ヤバいです」

予告が気になって観てみました。φ(..)

1953年、ソ連の最高権力者スターリンが死亡。“粛清”という名の大量虐殺による恐怖で全てを支配してきた独裁者だ。今こそ彼の後釜につくチャンスだと色めき立つ側近たちの、互いを出し抜く卑劣な駆け引きが始まり、権力バトル開始のゴングが鳴った。勢力地図は1秒ごとに目まぐるしく塗り替えられ、国を担うはずの男たちの“なんでもあり&やったもん勝ち”のゲスな本性が暴かれていく…というお話。


スターリンが死んだ後の後継者争いをブラックコメディ風に描いてます。(´・c_・`)これだけドロドロしたものを笑い飛ばせるくらいなのがいいですね。( ´∀`)

スターリンの息子はアル中のノータリンで、とても後継者の器ではない。((((;゜Д゜)))

副首相のマレンコフ、右腕のベリヤ、政治委員のフルシチョフが争うわけですが、マレンコフは能力的に劣る。しかし裏を牛耳るベリヤが担ぐことで、フルシチョフを押さえ込む。(ノ´∀`*)あとはお囃子みたいなもんです。

この『ベリヤ』という人間が非常に曲者なわけですね。大粛清に加担しただけでなく、著しい数の性的暴行をしてきた男。(*_*;

この男の策を弄する姿に注目ですね。(-_-)゛

スターリンにしてもあれだけの大虐殺をしておいて、葬儀に国民が押し寄せるというのも皮肉ですね。(゜ロ゜;




フルシチョフ役の『スティーヴ・ブシェミ』が秀逸。(。-∀-)ピアニスト役の『オルガ・キュリレンコ』もいいですね。

見終わってから色々と調べたくなる作品です。φ(..)
ちなみにスターリンは『鋼鉄の人』という意味でペンネームみたいなもの。

んでまず(^_^)/~~