銀幕短評 (#268)
「馬を放つ」
2017年、キルギス。 1時間 29分。
総合評価 80点。
終盤の音楽と映像美の盛り上がりがすばらしい。
恋慕の情は、誰もが だれかに抱くものではあるが、それを相手に伝えてよいかどうかは、ときと場合による。かといって、伝えてよいかどうかなどと冷静に考えることができない場合もある。いずれにしても、一度発せられた言葉は(ことばとは限らないが)元に戻すことはできないのだから、思いのたけをどう伝えるかは 大げさにいうと人生の考えどころである。
告げられたほうは? それはそれで思案のしどころですね。