ポーカーのルールが分からなくても焦点はそこじゃなく、モリー・ブルームの挫折から成り上がりからの転落……からの不屈の精神!(笑)てな感じの映画。
逆境に強い女性を演じさせたら最高のジェシカ・チャスティンが魅せるモリー・ブルームという女性。
賭博運営から手を引いて2年後に突然FBIに違法賭博の容疑で逮捕されてしまい、そこからストーリーが始まる。
著書『モリーズ・ゲーム』の内容に沿いながら(要は過去の生い立ちや賭博運営をしていたころの説明から)現在のモリーが弁護士とのやり取りをする姿を交互に見せるやり方。
非常に「ソーシャル・ネットワーク」的手法でした。笑
全然嫌いじゃない。むしろ好きな作り。
話運びもテンポよく進んでいくので中弛み感はそれほどないけど、若干話が軽く感じ取れてしまうかもしれない。
それでも、有名な俳優や実業家や社長やミュージシャン相手に賭博運営して、一夜で何百万〜何千万という金を動かすモリー。
華やかで煌びやかで危険な香りも少しするフェロモンたっぷりの社交場。
モリーの精神のタフさが素晴らしい。
弁護士が検事からモリーを庇うシーンや父親役のK・コスナーとの後半のやりとりは良かったな〜