Casablanca

追われる男のCasablancaのレビュー・感想・評価

追われる男(1954年製作の映画)
3.5
脚本が丁寧に練られていたという印象。
暴走してろくな検討もせずに私刑にしてしまう市民団と法による秩序を守ろうとする保安官の構図は、西部劇では目新しいものではないが、
道を外れそうな若者ジョンデレクと、それをどうにか更生させようと何度もチャンスを作って辛抱強く接するキャグニーの師弟愛物語を絡めた。
教会に集まった市民を銃で脅かす場面で一瞬の登場ではあったが、場をさらったグラントウィザースや最後にキャグニーを狙うもデレクに射殺されてしまうアーネストボーグナインの悪役陣もいい俳優を配している。