きい

模倣霊のきいのレビュー・感想・評価

模倣霊(2017年製作の映画)
3.3
この手のホラーは真面目に考えるほどつまらなくなる。おやつ食べながらぼーっと観るには充分楽しめる作品だった。地味だしあまり怖くはない。うるさくなくてわたしは好き。

ムーダンの儀式おっかない。巫堂=バケモノ役俳優が熱演。
哭声の儀式シーンは笑って見てたけど、この映画のは狂気度合いが高くて引いたわ。
バケモノとしては声真似で騙す、鏡が媒介とか見た事ある感じだけど、言う事が悪質。手数が多くて神出鬼没。そしてしつこい。

諸悪の根源は妖怪虎と巫堂の繋がりなんだけど、こんなやべー親父の元に幼い娘を置いて出ていった母親の業が深いわよ。
母を求めるバケモノの子の寂しさや哀しみと、失くした我が子に執着する母の心が繋がってしまった。
惹かれ合う二人って感じで、こうなるのも必然かなとすら思えた。哀しい愛情だわ。

韓国お得意の生理的不快感を与える描写もあり。なんかねちゃねちゃして気持ち悪い。虎の顔の模様が不気味すぎる。
しかし子役が可愛い。娘(偽)、娘(本物)、犬探しに来た女の子、みんな可愛かった。
きい

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