カンニングをテーマにした映画ということで、著しくデジタル化した現代においては、三周くらい世代遅れのテーマのように思えましたが。。
結果として、よくまあカンニングというワンテーマから、映画の構成要素(恋愛、スリル、クライム、友情、哀愁etc)を次々とうまく引き出してこれたなあという感じで、脚本が大変よくできていると思います。
たかがカンニングだろとしか思えないスローな序盤に対して、中盤からラストまでの畳み掛けるような展開からは本当に目が離せず、まさに手に汗握る展開。
まあ正直、頭がいいんだか悪いんだかわからない親不幸すぎるヒロインには全く共感はできないですが、実話ベースとの中でもしっかりとしたオチがあり、満足感も高く、鑑賞をオススメしたいです。