2025年43本目
「グランドイリュージョン」とか「オーシャンズ11」みたいな、気持ちの良い騙し騙されな作品かと思ってましたが全然そういうのでは無かったです、中国の実話を基にしたタイの映画らしいですが、それ知ってホントに素直に「チャイナ…ヤベぇな…」と思ってしまいました。
もっとスッキリするタイプの映画なのかな?と開始20分くらいでは思ってたのですが、バリバリに「持つべき者は持ってるし持たざる者は最後まで持てない」みたいな強烈な格差を描いてるし、倒叙法で最初に皆の取り調べシーンから始まるのでどんな素敵なオチが待ってるのかしら!と期待してたけれどラストシーン観たらそこかよーと割とガックリきたしで、自分の好みの映画ど真ん中ですか?と問われたら確かに違ってたかも。
でも…
ラストシーン直近での、もう1人の主人公であるバンク君が見事に闇落ちしてるのは凄く良かった、現実味がある、そうそう、学生の綺麗事なんて目の前に積まれた札束に比べたら屁みたいなもんなんですよね。
そこから思うと親父さんの清廉潔白さも逆に鼻に付くんだけれど、あれは清廉潔白というよりは謎の頑固さ、謎の鬱陶しさすら感じてしまって、親父さんに感情移入出来なかったのは残念かなー。あそこに対してこちらが同意出来るようなキャラ設定があればこそ、ラストの主人公の選択にも説得力が出たのかもなー、なんて思いながら観てました。面白かったですけど、もうちょい欲しかった。