Kaz66

バッド・ジーニアス 危険な天才たちのKaz66のレビュー・感想・評価

4.1
ブラボー!まさにタイの高校生版「オーシャンズ11」のような、ハリウッド風泥棒エンターテイメントでした。
スタイリッシュな映像と、その奥でタイ社会の格差や教育制度への批判を滲ませておいて、ポップコーン・ムービーとしても十分楽しめるその間口の広さ、見事です。
98%は満足なのですが、唯一惜しいのはエンディング。リン(主人公)の終わり方としては未だいいかもしれませんが、バンク(相棒)のアレはちょっと無いでしょう。
バンクにはキャラ的に清いままでいて欲しいし、リンとバンクの関係であれからもうひとドラマ描けてたら、もっとヒューマン・ドラマとしても深みが出てたと思う。
尺の問題もあるので、それまでのどこかのシーンをカットしなきゃならないでしょうが(例えば、お父さんが工場に乗り込むシーンとか?)、DVD化の時に再編集とか出来ないかなー?って事を考えるぐらいに面白かったです!
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