Kiki

わたしは、幸福(フェリシテ)のKikiのレビュー・感想・評価

3.3
「闘うことと受け入れること」

フランス映画界で最注目のアラン・ゴミス監督ということで観賞意欲をそそられた。
なかなか新しい感覚を味わう作品でした。

序盤は、イカついほどの存在感を放つ主役フェリシテに圧倒される!
キンシャサという街はタフじゃなきゃ生きていけない。バーで歌い、女手ひとつで息子を育てていた‥その息子が交通事故で重傷を負ってしまった・・・
手術代を前払いしなくては治療してもらえない為、金策に奔走する母親、目の座り方 キモの座り方が半端ない!要はお金がないと薬も手術も受けられない社会の仕組みに胸がつまりそうだった。

広角で撮る街には高層マンションも映り込み、カラフルなファッションに身をまとう人もいる。行き交う車、バイク、人の熱気!ドキュメンタリーのようなリアルを充実させる映画

ワールドミュージック界の雄、カサイ・オールスターズのパンチ力あるエネルギーの曲と静かなシンフォニックの対比がフェリシテの心の声とシンクロする(そういうの好き)


タイトルから幸福を味わうテンション上がる映画だと思ったら(ちゃうちゃう)
森の闇で彷徨うシーンがさすがに長く感じた129分