ぽち

わたしは、幸福(フェリシテ)のぽちのレビュー・感想・評価

1.5
ヴェロが歌う曲が強烈に印象に残る。
純粋なアフリカ音楽とでも言うのか、よく聴く洗練されたのもではなく土着的な音に魅力を感じる。

しかし作品はというと各賞を取り高評価なのだが、個人的にまったくのれなかった。
と言うか日本人でこれが良作と感じられる人はコンゴの文化、価値観、習慣などに精通した人だろう。

私は表情や仕草から何も読み取れなかった。結果としてストーリーを追うしかないのだが単純すぎて訴える物は無い。夜のシーンも真っ黒で何も見えない。水の中に入っていたり馬がいたりだが、何が言いたいのかまったく分からない。

ワンシーンだけ、ラスト付近でタブーの家に行き、一緒に寝ている女の足をパシパシッと叩き追い返して、何事も無かったようにタブーと話すところがとても粋に見えて好きだ。

驚いたのはこの生活レベルで携帯を持っていることだろう。ストーリーの都合で持っている設定にしたのか、コンゴでもほとんど全員が持っているのかは不明だが、ここまで普及しているのかと変な感動をしてしまった。
ぽち

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