淡々と描かれたストーリーだが、一組の夫婦のたどる意外な結末に目が離せなくなる作品。
一歩間違えるとチープなAVという設定だが、女性監督の感性が良い方に現れて、品位を保ったまま複雑な性の描写が出来ているのがプラスに働いたようだ。
ただ、もう少しガッツリサービスシーンを描いても良かったかなとは思う。
ちょっと照れが感じられるのが残念。
ラストで意外な方向にストーリーは動くが、あのまま旦那がゲイに目覚めてしまうと、本当にAVのノリになってしまうので、このラストしかなかったのだろう。
この後夫婦がどうなったかが気になってしまうが、あの二人で歩くシーンで終わらせたのは余韻があり良い。
余談。
え?いきなり旦那がネコ?
そりゃ、アイロンで殴られてもしょうがないでしょ。笑
そっちの道に誘うなら逆の方が成功率が高かったんじゃない?