原題はブラックローズで邦題はブラッド・ピットの例の映画から取って付けただけで夫婦でもなく全く内容に関係無し。ロシアの刑事がアメリカで凶悪な殺人事件に立ち向かうというB級アクション。何となくシュワちゃんの「レッドブル」を彷彿とさせるが派手さ華共に全く迫れずなんちゃってレッドブルと化しています。
ロシアが生んだ次世代のアクションスターとかポスト、ドルフ・ラングレンと云う触れ込みのアレクサンダー・ネフスキーが監督と主演を兼ねています。この人の監督を兼ねた映画にありがちですが自身を格好良く見せる事に終始しており待ちを無駄に歩くカットなどテンポを損ねてしまっています。肉体派をウリにしている筈が格闘アクションもほとんど無い…というかアクションシーン自体がほとんど無い…。
犯人は言動と雰囲気で分かってしまうし、サスペンスとしてもテンポも悪くてつまらない…。主人公はロシアの凄腕刑事という設定なのにトロくて活躍感がまるでない。
B級アクション映画と期待して観ましたが…とんだ期待外れで終始険しい顔になってしまうそんな映画でした。