清末時代を舞台とした1973年のアクション時代劇映画「ブラッド・ブラザーズ 刺馬」で助監督をしていたジョン・ウー監督が、時代設定をベトナム戦争時に置き換えてリメイクした作品。言い過ぎだと思うけれどコアなジョン・ウー監督ファンの中ではジョン・ウー版「ディア・ハンター」と言われていてずっと観たかった作品ですが今まで機会がありませんでした。
深い絆で結ばれた男3人が犯した過ちで祖国から逃げ戦火のベトナムへたどり着く。ベトナム軍、ベトコン、アメリカ軍、が激しい対立と戦乱を生み出す。戦乱はチャンスと見て混乱の中で金と自由を手にしようと企むが、それが徐々に3人の絆を崩壊させて行くのが物語のポイント。
しかし…1時間10分までが異様に長いような印象…テンポが良い近年のジョン・ウー監督のイメージがあるから余計にそう感じました。
その分、3人の絆や他の登場人物の人間関係を細かく描写はしています。
ジョン・ウー節は1時間10分までは抑えめで、そこから激しい銃撃戦に爆発に2丁拳銃に前転にスローモーションが出て来てらしくなります。戦火の真っ只中の設定なので戦車なども登場してアクションに華を添えます。
当時でもスターでしたが、後に香港、中国映画を代表する俳優になるトニー・レオンさん、ジャッキー・チュンさん、サイモン・ヤムさんが若い!
若き日のアンディ・ラウさんも脇役で出演してるらしいが見つけられなかった…。
確かに似ている部分は少しあるものの、戦争が生む狂気というよりは金の魔力だし自業自得で深みもなくジョン・ウー版の「ディア・ハンター」は言い過ぎと思う(笑)
131分は長さを感じましたし、序盤から中盤はもっとテンポアップ出来たはず。
それでも本物の火力のアクションシーンと火花散る男と男の対決はやはりジョン・ウー監督だなと思いますしアクション映画としては楽しめました。
まとめの一言
「友情と欲望」